ノベルティの歴史
ノベルティは、日本では粗品と考えられていますが、英語では珍しい出来事や物という意味を持っています。今では、ノベルティは販促活動では無くてはなりません。
えっ?と思った方も、駅前でティッシュを受け取った事位はあると思います、そのティッシュの表面の広告と電話番号こそノベルティのノベルティたる由縁です。
このノベルティの歴史は意外にも古く、江戸時代にまで遡ります。その頃から、呉服店などは開店セールやバーゲンのような事をしていて沿道を通る人に、縁起物として、七福神や当時の歌舞伎役者の浮世絵を描いた引き札というものを配っていたのです。
そして、その絵の余白に商店の名前を入れて宣伝にしました。絵と言っても、当時、一流の画家が描いたものですし、娯楽の少ない時代ですから、「これはいいもの貰った」と家に持って帰って、壁にでも貼ります。
あまりに引き札の出来がいいので全種類貰おうと、そのお店で買い物をするお客まで現れる程だったようです。こうして、引き札は立派にノベルティとしての機能を果たします。
この引き札も一般化すると、すごろくになったりして、もらった人をより楽しませるように工夫されていきました。
もらった人も配った人もメリットがあるのが、
ノベルティのいい所ですね。