ノベルティとして衛生グッズを選ぶ時は5
いつだったか爪切りをノベルティでもらったことがありました。あまりに私のノベルティの概念から外れたものだったのでとても驚いた記憶はあるのですが、自宅にはもちろんいつも家族が使っている爪切りがあるのでそのままカバンのポケットに入れて忘れてしまいました。
ところで子どもの爪っていうのはどうして伸びるのが早いのでしょうか。またそれに気づくのは高確率で外出先だったりするのです。そんなある日のこと、忘れきっていた例の爪切りと感動的な再会を果たし、上の息子の爪を無事に切ることができたのでした。こうして私のポーチにはティッシュやリップクリームなどとともに爪切りが常備されることとなりました。
そして二人目の子どもが生まれました。この子は眠りの浅い子で、なかなかまとめて眠ってくれなかったのでようやく眠ったときにはチャンスとばかりにまとめて家事をしたりしていました。だから上の子のときには家で寝ているすきを見て爪を切っていましたが、下の子のときにはせっかく寝たのにもったいないといつも思っていました。
しかしです。下の子は車の中でよく寝る子でした。そこでポーチで常にスタンバっている爪切りがまたまた大活躍。このように爪切りを持ち歩くという発想はノベルティでもらわなければ思いつかなかったと思います。外出先でも使えるノベルティは女性に喜ばれるのではないかと思いました。
冬のある日、子ども向けのヒーローショーを見るためとある住宅展示場に出かけたときのことです。気温はさほど低いわけではありませんでしたが、少し風が強くて体感温度はかなり低く感じました。かなり早めに会場に到着したので展示場内の家を見て回っているうちにいくつかノベルティをもらい、ショー開始時間より早めに広場に戻って場所取りをしました。
出かける前から大興奮の子どもたちの方はショーの広場で待つ間も寒さなどなんのそのという様子でしたが、もともとひどい冷え性の私はあっという間に手がかじかんできてそのまま見ているのも辛くなってしまいました。そのときさっきもらったノベルティを思い出して改めて確かめてみると、中に使い捨てカイロが入っていました。うれしくなってさっそく袋を開けて使ってみました。カイロはすぐに温かくなって、おかげで私の手の冷たさが治まり、それからは子どもたちと一緒にヒーローショーを楽しむことができました。
ノベルティは配った相手に受け取ってもらって、なおかつ使ってもらってさらに宣伝効果が高くなるものだと思いますが、寒さに敏感な女性なら使い捨てカイロのようにもらったその場で役に立つノベルティがもらえるとありがたく、より心に残ってとてもいいと思いました。
ちまたではいい香りが長続きする衣類用洗剤や柔軟剤が大流行で、パッケージも華やかにたくさんの種類が売られています。けれどもわが家では主人が強い香りが苦手なため、いつもそんな売り場をうらやましく思いながら横目で眺めて通り過ぎてばかりでした。友達の中にはそういった商品を使っている人もいるにはいましたが、ちょっと試したいから少し分けてくれない?とはなかなか言い出せないものでなんとなく流行に乗り遅れているような気分を味わっていました。
そういえば昔はこういう新製品が出るとわりと試供品とかいってもらえたものですが、最近は新商品のはやりすたりが激しいのかはたまた宣伝費の削減か、あまりもらえる機会がなくなったように思います。しかし代わりに、特定のお店やブランドを宣伝する目的ではなくちょっとした抽選会での末等のような形で、少量パッケージの商品をもらうことが増え、わたしも遅ればせながら憧れの衣類用洗剤を手にすることができました。
こういうちょっと特徴的な消耗品をノベルティでもらえれば、いきなり大容量の通常品を買わずに試すことができてうれしいです。この洗剤もノベルティということは伏せて「せっかくあるのにもったいないでしょ」と押し切って無事使うことができ、その香りとともにとても満足しました。洗剤や柔軟剤をはじめ、香りもののお試しノベルティは女性に喜ばれると思います。