宣伝グッズをプチギフトとして活用Ⅱ
結婚式のプチギフトって意外と選ぶのが難しいんですよね。
食べ物になることが多いので、日持ちがするもので、かつ招待客ひとりひとりに手渡しするので、
かさばらずできるだけ小さいものが良いのですが、そうするとどうしても選択肢が限られてしまって、
お店でノベルティとしてもらえるお菓子のようなそっけないものになってしまいがちです。
私も何度か友人や親戚の結婚式へ出席しましたが、やっぱり式場に用意してもらったのかなと思えるような小さなお菓子か、
新婦の手作りのクッキーばかりでした。
そしていざ自分が結婚式を挙げる段になって、やっぱりプチギフトをどうするかはすごく迷いました。
まったくオリジナリティがないのも嫌だし、だからといって単価が高いものにはできない。
そこで私が大好きな近所のケーキ屋さんに相談してみることにしました。
普段は焼き菓子はあまり置いていない小さなケーキ屋さんなんですが、前にフェアをやっていてホールケーキを買ったノベルティとして
ココアクッキーをもらったことがあったんです。
それがナッツがたくさん使われたすっごく私好みのクッキーだったのを思い出しました。
結果としては無事にそのケーキ屋さんにココアクッキーを作ってもらえることになり、
当初予定したよりも多少単価はあがってしまいましたが、私としては大満足なプチギフトになりました。
結婚式でいただいたプチギフトで嬉しかったものは、名前入りの升(マス)です。
自分の名前が刻印してある升だったのですが、招待者全員分の刻印された升を用意してあったことにびっくりしました。
この日がかけがえのない記念である特別感があり、作りもしっかりしていて、思い出にもなるし、とても嬉しいノベルティでした。
結婚式は和風の厳格な雰囲気の式でした。
滞り無く式が終わり、披露宴の席につくと、その升が裏返してあり、自分の名前が刻印されていました。
升がネームカードとしての役割を果たしていたので、高級感もあり、こだわりを感じました。また、
披露宴の料理で日本酒が出て来たときは、その升でおいしく飲ませていただきました。
けっこう重みがあり、しっかりと丁寧に作られている升だなと思いました。
名前入りの刻印ができるノベルティはさまざまなものがありますが、
この日のご夫婦の結婚式は和装の日本文化を重んじる式だったこともあって、升のノベルティというのは式の雰囲気にもぴったりで、
粋だなと感じました。披露宴が終わって帰るときには、紙袋の中にその升が入れられていました。
当日にお祝いの宴で飲みかわした記念の名前入りの升は、もらってとても嬉しかったです。
私が結婚式で用意したプチギフトは、金平糖でした。
そのノベルティを選んだ理由は、インターネットでプチギフトについて調べていた時に出てきたことがまず第一にありました。
私は挙式と披露宴を京都で行いました。また、神前式でしたので、披露宴もそれに合わせて和風のところを選びました。
なので、統一感を出すために、和風の引き出物やプチギフトを用意したいと考えていました。
でも最初に自分で考えたノベルティは、日持ちのしないお菓子や、洋風のものばかりで、
和風なノベルティって何があるかなぁと悩んでしまいました。
そんな時、調べてみると金平糖が出ていて、しかも京都には、金平糖を一から作っている老舗のお店があったんです。
お店の名前は「緑寿庵清水」というところでした。皇室の方の御用達、ということも知り、ますますいいなと思いました。
私自身、和菓子は好きですが、金平糖は苦手でした。でも、そこの金平糖は味の種類も豊富ですし、日持ちもします。
それに何といっても、金平糖は「じっくり、手間暇かけて育てるように作り上げる」ということから、夫婦生活にもたとえられる、
昔から縁起のいいお菓子であるということも知りました。
そんな理由から、金平糖以外は考えられなくなり、用意することにしました。
結果的には、かわいいパッケージですし、ゲストの方にも喜んでいただけてよかったです。