イベントでもらったボールペンの話1
主人は毎年大規模な展示会に参加します。
その際取引先の方からノベルティでボールペンをもらったと、家に数本持ち帰ってきてくれました。箱に入っていて細めでメタリックブルー、持つ部分がゆるやかにシェイプしているおしゃれなものだったのでありがたく、さっそく使おうとしたときに、ある特徴に気がつきました。
先端の部分に黒いスポンジのようなものがついているのです。最初はキャップ的なものかと思い、そのまま普通のボールペンと同じように使っていましたが、あるとき主人に「このボールペンの先端部分、タッチペンとしても使えるんだよ」と教えてもらい、目からウロコでした。
わたしはネイルをしているので、スマホの画面にタッチするときは気を遣います。どうしてもかるく短く触れてしまうので、思ったように操作ができなかったり、打ちこみミスをしてしまうこともしょっちゅう…。でもこのノベルティのペンをつかうようになってサクサクきもちよく操作できるので、家でも出先でも手離せません。
ノベルティのボールペンといえば、以前はプラスチック製で簡易的なものが多かったものですが、ルックスもよく便利だったりユニークな機能を兼ね備えたものも登場してうれしい限りです。インクが切れてもタッチ専用として使い続けたいです。
新しくできたお店を覗いたり、銀行で新しく口座を開設したり、アンケートや調査に協力させていただいたり、ボランティアなどの地域活動に参加したり…といったときに、そのお礼でノベルティをいただく機会はとても多いものです。品としてダントツで多いのがボールペンです。
実は我が家、ボールペンを買ったことがありません。ペン立てや引き出し、主人の書斎やこどもの勉強机にそれぞれボールペンが必ず2~3本はありますが、なんとすべてノベルティでいただいたものです。1本最低100円はするとしてもすべて合わせるとよいお値段になるので、主婦の視点から言わせていただくと家計的に大助かりです。
2色、3色ボールペンに、消せるボールペン、ライト付きのボールペンなどバラエティ豊かです。そのうえどれもとても書きやすいのです。わたしは以前は筆記具にこだわりがあって、1本購入するのにも文具店で試し書きをして厳選していたのですが、そのどれよりもノベルティのボールペンの方が書きやすいのが感動ながら不思議だったりしてしまうほどです。
我が家ではノベルティのボールペンが大人気です。
誰かがもらってくるとジャンケンをして勝者がもらうのがお決まりです。思春期の息子もその時ばかりは参加するので、よいコミュニケーションにもなっています。
ノベルティでよく配られるボールペンですが、「使いにくい物が多い」というのが正直なところです。印刷された企業名やイベント名が目立ちすぎるというのが、ダメな原因のナンバー1ですが、他にも「滑りが悪く書きにくい」というのも挙げたいところです。お店で安いボールペンを購入しても、書きにくい商品に当たることが稀になった現代社会で、どうすればこんなに書きにくいボールペンが手に入るのか不思議な気がします。
そんな中で、この前市が主催したイベントの会場で行われた、市民の意識調査のアンケートの回答のお礼として頂いたボールペンが、なかなかハイレベルで良かったです。色は品の良い紺色で、ロゴの文字も小さく目立ちません。少し重みがあるのも手にしっくり馴染みます。もちろんインクがダマになることも無く、書きやすさも良好です。
アンケートを回答した際、頂けるノベルティに期待があった訳ではないのですが、まさかのハイクオリティに胸が躍りました。市民としては「税金の無駄遣いだからもっと低品質な物を配りなさい」と言うべきなのかも知れませんが、やっぱり質の良いものを頂けるのは嬉しいですね。ノベルティとしてもらったボールペンは、数度使って飽きてしまうことも多いのですが、このボールペンは大事にしています。