わが家でいちばん付箋を消費している場所はキッチンです。

まずは大量に買って小分けした肉や下ごしらえして冷蔵庫や冷凍庫に保存しておく食品などのラベルに使います。
以前はビニールテープに油性マジックを使って書いていましたが、いちいちテープを切ってマジックを取り出して書いて貼ってという一連の作業がどうにも面倒になって辞めてしまいました。
だいたいそんなに長い間貼り付けておくものでもないのでそこまで強固にくっつけなくてもいいのです。
試しにあまり使うことなくしまいこまれていたノベルティの付箋を使ってみたところ、思いのほかいい仕事をすることがわかりました。
冷蔵庫では全く問題なく使えましたし、あまり期待していなかった冷凍庫でもはがれたりしませんでした。
使用後もビニールテープと違って簡単にはがせて手間がかかりません。
今まで気づかなかった自分にがっかりです。

その他にも調理中になくなった調味料などをメモして冷蔵庫に貼ります。
メモ帳で十分かもしれませんが、台所に立っている間に思いつくものが同じ場所で買えるものとは限らないので思いつくたびに付箋を使います。
ノベルティという気安さと、事務用品にはないかわいらしさでちょっと楽しい気分になれたりもします。
付箋大活躍です。

主人が会社から付箋がセットになったノベルティをもらってきて私にくれました。
付箋といえばこれまで、普通紙の裏に弱粘着性の糊がついていて、メモができるようにある程度の大きさのあるものという認識でしたが、そのセットの中にはメモをするには小さいであろう半透明の付箋が色違いでいくつか含まれていました。
その使い道を思いつかないまましばらくたった頃、ある小学校の授業の様子が紹介されている番組をテレビでみました。

　その学校では知らない言葉が出てくるとすぐにそれを辞書で調べ、調べた言葉のあるページに付箋を貼るよう指導していました。
調べれば調べるほど辞書は付箋でいっぱいになるので子どもに達成感と調べようという意欲が与えられるということでした。

　これだ、と思った私は早速例の付箋セットを小学生の息子に与えました。
はじめて自分用に付箋のようなかっこいい文房具をもらえたという喜びからか次々と辞書を引いては付箋を貼っていきました。
これが習慣になれば一番いいのですが、とりあえず辞書には「調べた」証拠の付箋がずっと残るので辞書に意識が向きやすくなるのではないかと期待しています。
　普段は気づかず手に取らないようなものと出会えるのもノベルティのいいところだろうなと思いました。

タイトル通りですが、この前片づけに付箋を使ったらちょっとだけはかどりました。
とりわけノベルティとしてもらった付箋が目立つ色や形だったことが生きたのだと思います。

　 　まず衣替え。
子ども二人分の仕訳と並行してサイズアウトした服をお下がりとして親戚にわたすために小分けしていました。
これはお兄ちゃん、これは下の子、これはあの子にあげてこれは別の子・・・とやっているうちに箱や袋が乱立してこんがらがってしまったので以前もらったノベルティの付箋を目印にペタペタ貼ってみたら見た目で区別できるようになって作業が楽になりました。

　それから引き出しの整理。
18段のクリアチェストに文房具をしまってありますが、前回整理してからしばらくたって中身が混乱してきたための再整理です。
もともとあるラベルに従って分類した後、追加したものの内容を付箋に書いてペタペタ。
あとで改めてきちんとしたラベルを作りなおして貼りました。
それを見て真似をしたのか、後日幼稚園児の下の子が引き出しに付箋で目印をつけていました。
まだ漢字が読めないので自分がよく使うものが入っている引き出しがすぐにわかるように工夫したようで、数カ月たった今もその付箋をはがさせてくれません。

　普段から何にでも使いやすいように無難なデザインのものを選ぶことが多いですが、ノベルティではそういう枠から外れたものと出会えたりするのが面白いです。