私の会社の近くには、地元の私立大学があるのですが、経営学を学びに留学している外国人が多いのが特長です。
そのため、商店街を歩いているときや飲食店に入った時なども、こうした外国人留学生の方々と日ごろからよく会います。
先日、私の会社では、会社敷地内と建物を使ってイベントを開催しました。
商品の販売と、まるで学校の文化祭のような縁日を出して、お客さまを迎えました。

お客さまは一般の方々すべてであり、外国人留学生の方々もたくさん来てくれました。
私の会社では各種衣料品の他、数多くの靴下も商品として取り扱っているのですが、カラフルな5本指ソックスをノベルティとして、来場者プレゼントにしたところ、この外国人留学生の方々には大変好評でした。
靴を脱ぐ文化というのは、日本以外でそれほど多くはありません。
先進諸国のほとんどは家でも靴を履く習慣のため、人から見られることがない靴下というものに、それほどこだわっていないようです。

だから、外国にはおしゃれでカラフルな靴下というのは非常に少なく、ましてや5本指の靴下はかなり珍しかったようで、このノベルティを手にした外国人の全員がすごく笑顔になっていました。
同じノベルティでも、日本人に渡した時とはまるで違うリアクションだったので、プレゼントした私もとてもうれしく感じました。

外国人が喜ぶと思うノベルティは、日本のお菓子です。
以前オーストラリアにホームステイしたときのことです。
出発前に日本のお土産に何か喜ばれるものを持っていきたいなと考えていたところ、学校の先生が日本のお菓子は喜ばれるよと教えてくれたので、いろいろな種類の日本のスナック菓子を大量に購入していきました

ホストファミリーは全員大喜びで、特にわさび味のポテトチップスがとてもおいしいと言ってくれました。
日本ほどいろんな種類のお菓子がある国はなかなか無いそうで、また日本の食品はおいしくて安全というイメージを持ってくれているようでした。
日本独自の味付けや食材が入っているものはとりわけ珍しいと好評でした。

ただ、外国と一口にいっても文化や宗教などいろいろあると思います。
たとえば、安直な例ではありますが、イスラム教徒の方にポークエキス入りのスナック菓子を渡すのは非常に良くないと思います。
外国の方にも読めるように中に入っているものを表記したお菓子を用意して、中なから選んでもらえるようにすると良いのではないでしょうか。
当時私が持って行ったのはスナック菓子でしたが、聞くと餡子なども好きという外国人も多かったので、お饅頭などの和菓子もノベルティグッズとしては良いのではないかと思います。

私が高校生の時にアメリカからの交換留学生がうちに短期間ホームステイしたことがあります。
その時に彼でも食べやすいものを食卓に出そうという事で宅配ピザを取ったことがありました。
するとたまたま子どもに人気のキャラクターとのコラボ期間だったらしく、ピザを頼むとノベルティグッズとしてキャラクターのイラスト入りのお皿がもらえました。

うちはキャラクター系の食器をあまり使わない家なのであまり喜ぶ人はいなかったのですが、アメリカ人の彼にとっては日本のアニメがクールに映ったらしく、「使わないのであればぜひカナダに持って帰りたい」と申し出てくれました。
そしてこんなしっかりした品質のものがピザを買っただけでノベルティとしてついてくるという事にカルチャーショックを受けたようで、日本はすごいと喜んでいました。

聞くとポケモンはアメリカでも普通に放映しているらしく、子供たちの間ではかなり人気が高いものなのだそうです。
カードゲームもとても普及していてみんな遊んでいるとの事でした。

最近は特に日本のアニメが海外に輸出されてもてはやされることが多いですが、ノベルティグッズは確かに日本でしか手に入らないものになりますし、ましてや他企業とのコラボ商品ともなると希少価値がとても上がるのだろうなと思いました。