私は自宅の近くに、普段からよく行く行きつけの美容室があります。以前は土日など、大変混み合っていて、基本的には予約なしでは入れないほど人気でした。しかし、最近になって、新たな美容室が2店舗も周辺にでき、お客さまもかなりその店舗へ流れてしまったようです。なので、今は昔ほど土日も混んでいるということはなくなり、予約なしでも入れてしまうまでになってきました。

先日もこの行きつけの美容室へ行くと、一人一人のお客さまに対するマッサージを強化したようで、体もかなりリラックスすることができました。これもお客さまの流失を食い止める一つの策なのでしょうが、帰りの会計時にも、あるノベルティをスタッフの女性からいただきました。

そのノベルティとはキャンディなのですが、くじを引くような箱にいくつものキャンディが入っていて、その中から一つだけ手に取って選ぶと、そこには金運ＵＰなどと書かれていました。店名も印刷されていて、オリジナル仕様になっている面白いキャンディで、他にも恋愛運ＵＰや仕事運ＵＰなどがありました。

以前はこのようなサービスなどまったくしていなかった美容室が、こうしたノベルティグッズの配布に多少の違和感も覚えましたが、それでも競合が増えたことで、こうしたノベルティをはじめ、サービスがよりお客さま思いになってきて、ますますファンになりました。

近所に花屋が開店した際、ノベルティとして飴を貰いました。貰った飴は組み飴で、お店の店名やロゴ、花のイラストがデザインされていました。色鮮やかで見た目も可愛らしい飴でした。組み飴は、職人が１つ１つ手作りで作っています。ただ機械で印刷された飴とは違い、職人技術が必要な飴です。あの小さな飴にお店の店名やロゴ、花のイラストがデザインされている事にとても驚きました。

ノベルティとは、お店の広告、宣伝の為に無料で配布される物です。お店は、広告、宣伝効果がある物をノベルティにする必要があります。私が貰った組み飴は、包装袋だけでなく飴自体にもお店の店名やロゴ、花のイラストがデザインされており、とても印象に残りました。

近所の花屋でも開店の際、飴を配布していましたが、飴はノベルティとして配布される事が多いと思います。どうして飴がノベルティとしてよく使われるか考えてみると、飴は賞味期限が長いので配布する側も安心して配布する事が出来ます。

また、飴は食べてしまえば無くなってしまいますし、大きさも小さいので貰う側も邪魔になりにくく貰いやすいです。もし、飴が苦手で自分で食べられない場合でも飴なら人にあげやすく、貰っても嫌がる人が少ないのも理由の一つだと思います。

展示会でもらったノベルティのクッキーにカラ―で印刷がされていてびっくりしました。食材に直接印刷ができる機械があるようで、クッキーに限らず様々な食材にカラ―印刷ができるそうです。ノベルティのみならずギフト採用されているようです。

いただいたノベルティのクッキーは直径が7cmの丸型です。プレーン味で少し白色が強いクッキーです。そのせいか、印刷されていたデザインは大変鮮明に表現がされていて、まるで紙に印刷しているような仕上がりでした。デザインは企業のロゴとキャラクターが印刷されていましたが、キャラクターのグラデーションやロゴの細い線なども綺麗で食べるのがもったいないくらいでした。展示会の帰りの新幹線で食べてみましたが、ノベルティとは思えないしっとり感で美味しくいただけました。

食べられるインクだって事は分かっていましたが、その後いろいろ調べてみたら、食紅を使った食用インクらしく、インクジェットプリンターのような形で印刷をするそうです。

クッキーや煎餅への名入れ印刷といえば、版や型を作って、量産用の機械又は手作業で焼き付ける手法がほとんどでした。その為、カラ―や細い線は表現が難しかった上大量の数をつくらないと割高になってしまっていましたが、この技術のおかげで少ない数量でも幅広い表現ができるようになってきました。