ノベルティと言ったらやっぱりボールペン1
あるショップで子供服を買ったときにお買い上げ金額に応じてノベルティがもらえるキャンペーンをしていました。かごの中に何種類かのノベルティが入っていていずれか一つ、ということでした。どれもそのショップらしいかわいいデザインでものすごく悩みましたが最終的にメモ帳かボールペンという頂上決戦になりました。メモ帳はお買い物リストやTO DOリストによく使うし、幼稚園なんかは何かとこまごまとした連絡をすることがあって毎日のように使っています。とはいえ、しょっちゅう使うものなのでいろいろ集めて家にはたくさんあるのです。
一方のボールペンは多色ボールペンでした。最近は100円均一でも珍しくはありませんが、長めの紐がついたそのボールペンは一見してそれっぽくはなく何より子どもが強く欲しがりました。常日頃大人の筆記用具を使わせないようにしていますが、幼稚園の子どもにはメカニカルな外見がとてもお兄ちゃんらしい魅力的だったようで、ボールペンを受け取るとよろこんで肩から斜めがけしていました。
その日はほかにも色々買い物をする予定があったのですが、早々に飽きて不機嫌になった子どもにお絵かきをさせたり即席の塗り絵を作ったりしてその場をしのぐことができ、大いに助かりました。
やっつけのようにつけられるノベルティとしてボールペンをもらうことが多くて、うちの引き出しの中もそんなボールペンでいっぱいです。しかし仕事を辞めてから、いわゆる昔ながらの油性のボールペンというやつはあまり使う機会がありません。書き始めのちょっとかすれた感じも苦手といえば苦手ですが、筆圧の高い家人のせいで居間の机がへこんでしまったことも拍車をかけてボールペンの在庫率が高くなってしまうのです。
でも最近ではこすると色が消えるボールペンなんかをもらうことがあります。売られているものの値段から考えてみると、きっと少しランクの高いノベルティなんだろうなとは思うけれど、同じ筆記用具としてボールペンをもらうならこちらの方が断然使い勝手がいいです。
もちろんきちんとした書類には使えないけれどめったにそんなものを書く機会はなくなったし、インクの性質のせいかするすると書けて、間違えても簡単に修正できるのでスケジュール帳や子どもの連絡帳が見苦しくならなくて気持ちがいいのです。
同じノベルティとしてボールペンをもらえるなら、できればこすると色が消えるタイプのボールペンで、さらに欲をいえば多色ボールペンがいいなぁと思います。
いろいろな場面でさまざまなノベルティグッズをいただいてきましたが、メモ魔の私にとって一番活躍しているのはボールペンのような気がします。なんといっても毎日使う必需品です。思いついたことをつらつら書き連ねているとあっという間にボールペンのインクが切れてしまうので、何本あっても多いということがないのです。
ノベルティを受け取るという場面を考えてみてもボールペンは優秀です。小さくてかさばらないのでもらったときに荷物になって困るということがありません。ちょっとした手荷物の中にも入れられるし、なんとなったらポケットにだって入ります。
一日に何度も使うので私に対する広告効果は絶大なものがあるはずです。だいたいデザインに外れが少ないということもボールペンのいいところだと思います。もちろんに軸の細いものがいいだとか、手が大きいからあまり細身のものは使いにくいだとか細かい好みはあるでしょうが、派手すぎてどうも使いにくいとか全体のインテリアになじまないだとかファッションに合わないということもめったにないでしょう。日常生活においてなにがしかの文字を書く機会はなくなることはないので、もらってもライフスタイルに合わないから使わないということも考えにくいと思います。
私にとってのベストオブノベルティは間違いなくボールペンです。